肩こり
肩こりは、首・肩・背中の筋肉が緊張・硬直することで生じる、こわばり・重だるさ・痛みを主体とした症状の総称です。日本人の70〜80%が経験するとされ、国民病ともいわれます(厚生労働省 国民生活基礎調査)。
多くは「疲れたら休む」で解消しますが、慢性化・重症化すると日常生活・仕事に深刻な影響を及ぼし、頭痛・不眠・うつ症状を伴うこともあります。ペインクリニックでは、慢性化・難治性の肩こりに対して専門的な診断と治療を行います。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)、俗に「五十肩(ごじゅうかた)」と呼ばれる本疾患は、肩関節を包む関節包(かんせつほう)*が炎症・線維化・拘縮(こうしゅく:縮んで硬くなること)を起こすことで、肩の痛みと可動域制限(動かせる範囲の制限)が生じる疾患です。
40〜60歳代に多く発症し(「四十肩・五十肩」の呼称の由来)、有病率は一般人口の約2〜5%とされます。糖尿病患者では約10〜20%と高頻度に発症します。多くは1〜3年かけて自然軽快しますが、その間の痛み・不自由さは非常に大きく、適切な治療が重要です。
*関節包:関節全体を包む袋状の膜。内側に関節液を産生する滑膜(かつまく)があります。